A.ゴシゴシと力強く磨くのではなく、優しくていねいに時間をかけて磨きましょう。
ゴシゴシと力を入れて磨いた方が、汚れが落ちると思われるかもしれません。しかし、力を入れて磨いてしまうと、歯ブラシの毛先がうまく歯の表面にフィットしないため、逆に汚れが落とせません。それどころか歯の根元部分や、歯ぐきを傷つけてしまう可能性もあります。正しい歯磨きの圧力はだいたい100〜150g程度と言われています。量りを使って100gがどれくらいの力か、一度計ってみてください。思ったよりもほとんど力がいらないことに気づかれると思います。
特に汚れが残りやすい部位は、主に3か所あります。
1.奥歯の溝
噛み合わせの溝は、形が複雑ですし、クッキーやキャラメルなどの粘着性のある食べ物がは入り込みやすいです。注意して磨きましょう。
2.歯と歯ぐきの境目
ここにはポケットと呼ばれる溝があります。歯ブラシを斜め45°の角度で当てて、ポケットに中まで汚れを書き出すようにしましょう。
3.歯と歯の間
歯と歯の間は汚れが残りやすいため、むし歯になるリスクが高いです。歯ブラシで磨いた後に、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して細かい汚れを落としましょう。